あざみ野でランチ・宴会なら KARUTA ■ ONEDAY ■:初めてのおつかい
2010-01-20T21:48:30+09:00
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あざみ野・KARUTA店主が気ままに更新
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初めてのおつかい
http://ekaruta.exblog.jp/11944927/
2010-01-11T22:53:00+09:00
2010-01-20T21:48:30+09:00
2010-01-11T22:53:57+09:00
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初めてのおつかい
**********************
百獣の王ライオンは自分の子がたくましく育つよう、わざと谷底に落とすことがあるという、、、
真実やいかに?
・・・・正月の連休中に姪っ子(小学校2年生)が我家に泊まりにきていた。
娘(6歳)とは仲良しさん。
夜、皆でテレビ「初めてのおつかい」を見た。
僕達夫婦は次の日、二人に「初めてのおつかい」をやらせることにした。
ちびっ子二人に与えられたミッションは我家(センター南)から電車で中川駅まで行って、預かり物を預かって、また電車に乗って今度はセンター北で降り、モザイクモール内アンデルセンというパン屋さんで8枚切り食パンを一斤買って、また電車に乗ってセンター南で降りて、31アイスクリームでそれぞれの好みのアイスを買って帰ってくるというもの。
このミッションを説明した時、二人とも「こわーい、無理無理、でも挑戦してみたーい」と。
やってはみたいけど、ちょっと怖いという心境。
結局「挑戦してみたーい」が勝ってミッションはスタートした、、、
ビビッてる二人を見て、もう少しハードルを上げてみても面白そうだなと思い「遅い時間に電車乗ったら、お客さん全員レイザーラモンHGかもしんないぞー」と。
二人とも「キャー!怖いー。どうしようー、やだーHG-!」と、まんまとハードルは果てしなく上がりまくりました。
そして二人ともガチガチに緊張して家を出て行った。
僕と妻は子供達と着かず離れずの距離から尾行(ドラマ24のCTUのように)。
僕は先回りしながら見守る役(ジャック・バウアーのように)、妻は後ろから見守る役。
これが結構大変で難しい、、、
「車とか危ないから絶対に走るなよ」と言ってはいたが走ってるし、、、チョコマカ速くてキョロキョロしてるから近づきすぎると尾行がバレる可能性があるし、、、
まずはセンター南駅で切符を買うという最初の難関が(小二の姪の切符)。
これは難なくクリア。
ただし問題は我々。
妻への切符の受け渡しなどがスムーズに行かず、いきなり電車がきてしまった。
急いで追いかけるが、降り客の波が重なって、子供二人を乗せた電車は僕らを置いて行ってしまった、、、
「ヤバっ!行っちゃったよ、オイオイ参ったなー。」、、、
残された妻と二人、駅のホームで天を仰ぐ、、、孤高の天才ロベルト・バッジオのように(Wカップ・アメリカ大会決勝戦参照)。
とりあえず実家に電話した「中川駅に直行してー!二人を見失ってしまったー。」
次の電車で僕らは中川駅に向かい、到着後 猛ダッシュで駅周辺を探し回った。
妻のケータイに「二人は無事に保護した」と姪っ子の両親から連絡があった。
かなり冷や汗もんだったので、ひとまずホッと。
実家サイドから「もう夜だから、今回は中止にしてもっと明るい時にやりなおして」との忠告を受けた。
妻は「ハイ、、、」
子供達は「やりたいー!」と。
どうする?ジャック・バウアー!いやバッジオ、、、
確かに見失うという痛恨のミスはあったが、もう一度チャンスを?
PKは外したが、次の試合でまた頑張ればいい。
僕は強行することにした。
実家サイドには内緒でミッションをリスタートさせたのでした。
「センター北から再チャレンジだ!作戦通り、モザイクモール内アンデルセンで8枚切りの食パンを一斤買って、次にセンター南まで来て31アイスクリームでアイス買って帰ってくるんだ。もう一度言うが、遅くなると電車のお客さんがHGだらけになるから気をつけるように!」
子供達はやる気満々だが緊張しながらセンター北で降り、モザイクモールへ向かった。
僕と妻による尾行追跡も更に困難を窮めた。
もうミスは許されない、、、
子供達はデパート内でエスカレーターの場所を探したり、インフォメーション嬢に尋ねたり、アンデルセン(パン屋)を探したりするので超キョロキョロする、、、
予測できない動きで、急展開する。
後ろから尾行していると急に振り返ったりするのでバレないようにするには大変。
何とかアンデルセンに着いた二人は食パンを見つけたが8枚切りが無い、、、
10枚切りが2斤残ってるだけ、、、
どうやら悩んでいる様子が、、、二人で真剣に相談している、、、
そこにバァさんがやってきて食パンを1斤持っていこうとしている、、、
子供達は無くなってしまっては大変だと思ったようで1斤だけはキープしておくようにと持ったまま相談している、、、
長いこと相談していたが10枚切りを持ってレジで買い物を済ませ、駅へと向かった、、、
駅での尾行では前回の失敗を考慮し、もっと近い距離で見守ることに、、、
特に妻はホームの太い柱の反対側に位置するという超密着プレー。
柱を挟んだ反対側に子供達という距離、、、
その時、、、
姪っ子が妻に向かって「センター南はこっち側でいいのですか?」と、、、
姪っ子は究極にテンパっていた為、いつも会っている妻のことを叔母と理解できないらしい、、、
そして、、、ついに娘が「あれー、ママでしょ?」と妻に向かって尋ねているではありませんか、、、
バレた、、、
THE END・・・試合終了ぉぉー・・・
僕はポリポリと頭を掻いて「いやー、どうもどうもー」とか言って出て行こうと思ったその時、、、
見てしまった、、、
妻が娘に向かって、他人のフリを、、、「プイッ」とシカト、、、
娘は予想だにしてない妻のミラクルプレーに、頭上に?マークと!マークが点滅。しかもLED級の発光で、、、
「アレ?ママじゃないの?」と困惑している、、、
姪っ子もそれで確信したのか、「知らない人に話しかけちゃダメだよ」と娘に注意している、、、
僕は「ゲゲゲー!ななななんじゃぁコレはぁ?!、こんなんアリ?」としばらくジム・キャリーみたいな顔のままで固まった、、、
バレたと思ったが「あんた誰?」「私は他人よ」という意味の「プイッ」で事態は丸く収まったというわけだ、、、
終わったと思ったミッションは考えられないミラクルプレーで終わってなかった、、、
アリエナイ、、、
妻の「プイっ」から始まったミラクルに猛烈に興奮した。
ライオンだ、、、そう、あれは子を谷底に落とそうとする母ライオンだ。
興奮が感動に変わったのだ。
僕は妻のこういうところが大好きだ。
最高だ。
何度も「もう終わった」と諦めかけた勝負を妻のミラクルプレーで助けてもらったことがある、、、
ワールドカップイヤー、日本代表に必要なものはこういう妻イズム「ライオンハート」だ。
僕は反対側の柱の裏でワナワナと笑いをこらえ、操り人形のようにカクカクしながら歴史的瞬間を見逃すまいと必死に見入ったのだった。
すぐに電車が来て子供達と僕らはそれぞれの役割を全うするために乗車した。
子供達は「初めてのおつかい」を全うする為に、、、
僕ら夫婦は子供達に「もしも」のことが無いように監視役としての尾行を、、、
センター南に着いた子供達は31アイスクリームを買いに、、、
僕はそのまま尾行。
尾行しながらも一連のドラマに感動していた。
凄えっ、このドラマ!人生は素晴らしい!
妻は先に家に帰って、頑張った子供達を出迎えるための準備をした。
その後は何事も無くゴール。
感動のゴール!
子供達は二人とも大興奮で「ヤッター!」とか「怖かったー」とか大騒ぎ。
「よくやったぞー!」と褒めたり、頭を撫でたりしていたら、、、
「ママにそっくりな人に会ったんだけど、誰だったんだろう?アレはママだったの?」と。
勿論僕らは否定した。
「知らないよー、そんな人」と。
「子供達だけで成し遂げたんだ」と思わせたかったから、、、
そして娘は「パパにそっくりな人も見たの」と。
僕はギクリとしながら話を聞いた。
「パパと同じ帽子を被ってて、同じジャンパーで私達をジーッと見てて気持ち悪くって怖かったよー、、、アレがきっとHGだよー怖いよー」と言ってポロポロと泣いてしまった。
、、、、「アレっ?!」。
HG?!マジ?俺のこと?
ひょっとして自分のついた嘘で自分がHGになってる?
僕は微妙に傷ついた、、
正月だから、「まぁいいか」と思った、、、
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初めてのおつかい
http://ekaruta.exblog.jp/2423041/
2006-01-09T01:15:00+09:00
2010-01-11T23:04:08+09:00
2006-01-09T01:15:55+09:00
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初めてのおつかい
真実やいかに?
・・・・正月の連休中に姪っ子(小学校2年生)が我家に泊まりにきていた。
娘(6歳)とは仲良しさん。
夜、皆でテレビ「初めてのおつかい」を見た。
僕達夫婦は次の日、二人に「初めてのおつかい」をやらせることにした。
ちびっ子二人に与えられたミッションは我家(センター南)から電車で中川駅まで行って、預かり物を預かって、また電車に乗って今度はセンター北で降り、モザイクモール内アンデルセンというパン屋さんで8枚切り食パンを一斤買って、また電車に乗ってセンター南で降りて、31アイスクリームでそれぞれの好みのアイスを買って帰ってくるというもの。
このミッションを説明した時、二人とも「こわーい、無理無理、でも挑戦してみたーい」と。
やってはみたいけど、ちょっと怖いという心境。
結局「挑戦してみたーい」が勝ってミッションはスタートした、、、
ビビッてる二人を見て、もう少しハードルを上げてみても面白そうだなと思い「遅い時間に電車乗ったら、お客さん全員レイザーラモンHGかもしんないぞー」と。
二人とも「キャー!怖いー。どうしようー、やだーHG-!」と、まんまとハードルは果てしなく上がりまくりました。
そして二人ともガチガチに緊張して家を出て行った。
僕と妻は子供達と着かず離れずの距離から尾行(ドラマ24のCTUのように)。
僕は先回りしながら見守る役(ジャック・バウアーのように)、妻は後ろから見守る役。
これが結構大変で難しい、、、
「車とか危ないから絶対に走るなよ」と言ってはいたが走ってるし、、、チョコマカ速くてキョロキョロしてるから近づきすぎると尾行がバレる可能性があるし、、、
まずはセンター南駅で切符を買うという最初の難関が(小二の姪の切符)。
これは難なくクリア。
ただし問題は我々。
妻への切符の受け渡しなどがスムーズに行かず、いきなり電車がきてしまった。
急いで追いかけるが、降り客の波が重なって、子供二人を乗せた電車は僕らを置いて行ってしまった、、、
「ヤバっ!行っちゃったよ、オイオイ参ったなー。」、、、
残された妻と二人、駅のホームで天を仰ぐ、、、孤高の天才ロベルト・バッジオのように(Wカップ・アメリカ大会決勝戦参照)。
とりあえず実家に電話した「中川駅に直行してー!二人を見失ってしまったー。」
次の電車で僕らは中川駅に向かい、到着後 猛ダッシュで駅周辺を探し回った。
妻のケータイに「二人は無事に保護した」と姪っ子の両親から連絡があった。
かなり冷や汗もんだったので、ひとまずホッと。
実家サイドから「もう夜だから、今回は中止にしてもっと明るい時にやりなおして」との忠告を受けた。
妻は「ハイ、、、」
子供達は「やりたいー!」と。
どうする?ジャック・バウアー!いやバッジオ、、、
確かに見失うという痛恨のミスはあったが、もう一度チャンスを?
PKは外したが、次の試合でまた頑張ればいい。
僕は強行することにした。
実家サイドには内緒でミッションをリスタートさせたのでした。
「センター北から再チャレンジだ!作戦通り、モザイクモール内アンデルセンで8枚切りの食パンを一斤買って、次にセンター南まで来て31アイスクリームでアイス買って帰ってくるんだ。もう一度言うが、遅くなると電車のお客さんがHGだらけになるから気をつけるように!」
子供達はやる気満々だが緊張しながらセンター北で降り、モザイクモールへ向かった。
僕と妻による尾行追跡も更に困難を窮めた。
もうミスは許されない、、、
子供達はデパート内でエスカレーターの場所を探したり、インフォメーション嬢に尋ねたり、アンデルセン(パン屋)を探したりするので超キョロキョロする、、、
予測できない動きで、急展開する。
後ろから尾行していると急に振り返ったりするのでバレないようにするには大変。
何とかアンデルセンに着いた二人は食パンを見つけたが8枚切りが無い、、、
10枚切りが2斤残ってるだけ、、、
どうやら悩んでいる様子が、、、二人で真剣に相談している、、、
そこにバァさんがやってきて食パンを1斤持っていこうとしている、、、
子供達は無くなってしまっては大変だと思ったようで1斤だけはキープしておくようにと持ったまま相談している、、、
長いこと相談していたが10枚切りを持ってレジで買い物を済ませ、駅へと向かった、、、
駅での尾行では前回の失敗を考慮し、もっと近い距離で見守ることに、、、
特に妻はホームの太い柱の反対側に位置するという超密着プレー。
柱を挟んだ反対側に子供達という距離、、、
その時、、、
姪っ子が妻に向かって「センター南はこっち側でいいのですか?」と、、、
姪っ子は究極にテンパっていた為、いつも会っている妻のことを叔母と理解できないらしい、、、
そして、、、ついに娘が「あれー、ママでしょ?」と妻に向かって尋ねているではありませんか、、、
バレた、、、
THE END・・・試合終了ぉぉー・・・
僕はポリポリと頭を掻いて「いやー、どうもどうもー」とか言って出て行こうと思ったその時、、、
見てしまった、、、
妻が娘に向かって、他人のフリを、、、「プイッ」とシカト、、、
娘は予想だにしてない妻のミラクルプレーに、頭上に?マークと!マークが点滅。しかもLED級の発光で、、、
「アレ?ママじゃないの?」と困惑している、、、
姪っ子もそれで確信したのか、「知らない人に話しかけちゃダメだよ」と娘に注意している、、、
僕は「ゲゲゲー!ななななんじゃぁコレはぁ?!、こんなんアリ?」としばらくジム・キャリーみたいな顔のままで固まった、、、
バレたと思ったが「あんた誰?」「私は他人よ」という意味の「プイッ」で事態は丸く収まったというわけだ、、、
終わったと思ったミッションは考えられないミラクルプレーで終わってなかった、、、
アリエナイ、、、
妻の「プイっ」から始まったミラクルに猛烈に興奮した。
ライオンだ、、、そう、あれは子を谷底に落とそうとする母ライオンだ。
興奮が感動に変わったのだ。
僕は妻のこういうところが大好きだ。
最高だ。
何度も「もう終わった」と諦めかけた勝負を妻のミラクルプレーで助けてもらったことがある、、、
ワールドカップイヤー、日本代表に必要なものはこういう妻イズム「ライオンハート」だ。
僕は反対側の柱の裏でワナワナと笑いをこらえ、操り人形のようにカクカクしながら歴史的瞬間を見逃すまいと必死に見入ったのだった。
すぐに電車が来て子供達と僕らはそれぞれの役割を全うするために乗車した。
子供達は「初めてのおつかい」を全うする為に、、、
僕ら夫婦は子供達に「もしも」のことが無いように監視役としての尾行を、、、
センター南に着いた子供達は31アイスクリームを買いに、、、
僕はそのまま尾行。
尾行しながらも一連のドラマに感動していた。
凄えっ、このドラマ!人生は素晴らしい!
妻は先に家に帰って、頑張った子供達を出迎えるための準備をした。
その後は何事も無くゴール。
感動のゴール!
子供達は二人とも大興奮で「ヤッター!」とか「怖かったー」とか大騒ぎ。
「よくやったぞー!」と褒めたり、頭を撫でたりしていたら、、、
「ママにそっくりな人に会ったんだけど、誰だったんだろう?アレはママだったの?」と。
勿論僕らは否定した。
「知らないよー、そんな人」と。
「子供達だけで成し遂げたんだ」と思わせたかったから、、、
そして娘は「パパにそっくりな人も見たの」と。
僕はギクリとしながら話を聞いた。
「パパと同じ帽子を被ってて、同じジャンパーで私達をジーッと見てて気持ち悪くって怖かったよー、、、アレがきっとHGだよー怖いよー」と言ってポロポロと泣いてしまった。
、、、、「アレっ?!」。
HG?!マジ?俺のこと?
ひょっとして自分のついた嘘で自分がHGになってる?
僕は微妙に傷ついた、、
正月だから、「まぁいいか」と思った、、、
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